デジタルアーカイブとは– いつかの誰かのために残す取り組み –

デジタルアーカイブとは、
地域や組織の中に眠っている記録や資料を、デジタルのかたちで残し、伝えていく取り組みです。

デジタルアーカイブという言葉を聞いたことがある方の中には、なぜ民間企業に関係があるのか?と疑問に思われたかもしれません。公文書、あるいは図書館・美術館・博物館などの文化資源が対象だとイメージされているからでしょう。

しかし企業にも、失われる前に残しておきたいものはたくさんあるはずです。文書、絵、写真、カセットテープ、ビデオテープ、現物(販促物・商品・設備・建物)、人物、風景、活動、体験など。

1995年に発生した阪神・淡路大震災の記録はあまり多く残されていないそうです。もしかしたら、人々が日々の出来事を記録する機器や習慣が、今ほど一般的でなかった時代背景が1つの要因かもしれません。ただ、そこから得た教訓をもとに、2011年の東日本大震災後は膨大な記録を後世に残そうとさまざまな団体や専門家が行動されました。

「残す」とは、言い換えれば他の誰かに共有し別の何かに活かすことだと思います。場合によっては、残す側の人がどのような場面で利用されるのか想像がつかないものもあるでしょう。思わぬところで役立つのもデジタルアーカイブの醍醐味です。